はじめに
Macのターミナルって初期状態だと文字が小さくて見にくいですよね。。。
今回はターミナルの見た目に関して、個人的に設定している内容を備忘録がてら、まとめてみようと思います。
変更前後の比較
まず、標準的なテーマ”basic”と作成したテーマを並べてみました。

主な変更点としては以下のとおりです。
- フォントサイズの変更
- 背景色の変更
- 背景の透過(右側の背景が途中から白っぽいのは裏にウィンドウを重ねて置いてます)
- 表示名やプロンプトの変更
ちょっとしたことですが、結構見やすさが変わると思います。順番に見ていきましょう。
そのまえに…手っ取り早い方法
なお、これから紹介する手順以外にも公式でいくつかのテーマが実装されており、切り替えることもできます。
まずはターミナルを起動して、設定画面を開きます。
以下のような設定画面が開きます。画面上部のプロファイルタブを選択します。
今回は左のリストから”Pro”を選んで画面下の”デフォルト”ボタンを押しておきます。

これ以降は、ターミナルを開くと”Pro”のプロファイルで立ち上がるため見た目が変わるはずです。
同様に、好みのテーマが存在すればそれを設定するだけで手っ取り早く設定完了できるということです。
なお、戻す場合はbasicプロファイルをデフォルトにするだけです。
ターミナルが既に起動済みの場合は、dockのターミナルアイコンを右クリックしてプロファイルを指定して起動することも可能です。
オリジナルのプロファイルを作成する
用意されているプロファイルに気に入るものがあればそれで良いのですが、そうでない場合は自作することができます。今回は冒頭で紹介したターミナルのプロファイルを作る方法を参考までにまとめます。
まず、先ほどと同様にターミナルを起動し、左上のメニューから設定画面に入ります。

画面左下の+ボタンをクリックしてプロファイルを追加しましょう。
好きな名前をつけて、デフォルトに設定しておきます。次から順番に設定を変更していきます。
カラーの設定
カラーとエフェクトの文字の左側にある四角をクリックするとカラーの設定画面になります。
自分の好きなカラーをセットしましょう。不透明度とブラーを変更することですりガラスのように背景を透過させることも可能です。
私は下記のように設定しています。

フォントの設定
次に、フォントを設定していきます。これも好みのフォント、大きさにセットしていきます。
画面の解像度やスケーリングによって、ちょうど良いサイズは変わってくるかもしれません。私はWQHDのディスプレイを使用していますが、下記のような設定にしています。

その他の表示設定
その他にも、テキストの表示やANSIカラー、カーソルの設定が可能です。
私のおすすめは下記の設定です。

プロンプトなどのカスタマイズ
Macのターミナルはデフォルトでzshが起動します。zsh側の設定ファイルを編集することでプロンプトや表示名をカスタマイズできます。
※設定ファイルの変更は自己責任で慎重に行なってください
ターミナルを起動し、自身のホームディレクトリの.zshrcファイルを編集します。存在しない場合は新規で作成しましょう。$ vi ~/.zshrc
このカスタマイズを紹介しだすと記事が1つ書けるレベルになってしまうため、今回は私の設定を載せた上で簡単に解説します。以下のような設定をかけています。
export PS1="flakesStack@%m:%~$ "
“export”コマンドで環境変数”PS1″の設定を行っています。設定している文字列を分解すると、それぞれ以下のような意味があります。(ブログで使う都合上ユーザー名は表示していません^^;)
要素 | 説明 |
---|---|
flakesStack@ | 文字列(固定表示) |
%m | ホスト名 |
: | 文字列(固定表示) |
%~ | 現在のディレクトリ |
$ | 文字列(固定表示:プロンプトとスペース1つ) |
.zshrcを保存して、以下のコマンドを実行して設定をロードすると表示が変化するはずです。
source ~/.zshrc
※.zshrcの特性上、次回起動時には自動的に反映されます
今回の設定では下記のような表記となります。
flakesStack@{ホスト名}:~/Applications$
まとめ
今回は、Macのターミナルをちょっとだけ見やすくする方法を備忘録がてら、まとめました。
少しでも参考になれば幸いです。